こちらは昨年7月の町田ジャズフェスティバルにて 「あなぐらむ」というユニットで初お披露目するために作りました。 その後12月のChristmas町田ジャズにて、 「るなゆり」として徳島由莉さんとタッグを組む事になり、 この曲は、由莉さんのヴァイオリンで弾いたら 似合うだろうな!と思い、再演に至ったわけです。 今回、「つきのおと」のゲストミュージシャンとして 由莉さんにお願いするにあたり、 絶対にこの曲は収録したかったのです。 この曲のポイントは冒頭のRubatoでしょうか。 二人で息を合わせながら弾く部分が、ライブ感あるというか。 「つきのおと」では、由莉さんは山籠りして 集中してRecに臨みたいとの事で(誇張表現) あえてスタジオRecを選ばず、山籠りされておりました。 そこで気になったのが上記Rubato部分。 各々で録音して、それが果たしてうまく調和するかどうか。 ピアノ先攻でRecを終えて、そのファイルを由莉さんにお送りし、 ヴァイオリンをのせていただいたのですが… なんの心配も要りませんでした! さすが「るなゆり」で意気投合した仲なだけはある(笑) 仕上がりはまるで、二人同時に一緒にRecしたかのように、 お互いのフレーズを読みながら演奏できていて、感激しました。 音楽仲間っていいなー。気の合う人と一緒に演奏するっていいなー。 と改めてまたしみじみ感じる事に。 ちなみに「MCD」は、町田ジャズフェスティバルにて 町田市民のみなさん、そして町田へ演奏を聞きにきてくださった みなさんへ贈りたくて、作った曲です。 「あなぐらむ」での演奏当初は 「Rubato的な」という仮タイトルがついていて、 その後、別タイトルをつけたのですが、 やはりストレートに、その「贈り物の気持ち」を曲名にしようと思い、 再度、タイトルを変更。それがこの「MCD」です。 由莉さんの、優しく滋味に満ち溢れたヴァイオリンが聞きどころ! そして、私はこう見えてもRubato大好き人間なので、 (Lu7でもこういうアプローチはかなり多いと思います) 自分らしく、ナチュラルな感覚で作曲し、演奏する事ができました。 離れていても、私たちは同じ星空を見てるんだよ。 そう、町田でも、越谷でも、沼津でも、札幌でも(キリがない) 「MCD」はそんな気持ちでの曲です。 アルバム「つきのおと」でぜひお楽しみくださいね。