「つきのおと」楽曲紹介第8弾は いわばアルバムの「一区切り」の場所に入っている 「Free as a Kite」です。 こちらは大髙清美さん(Org)と川口千里さん(Dr)と 私(Synth)でのトリオ曲になります。 そもそもは「不思議な木の実」「MCD」などと同時に作曲し、 町田ジャズフェスにて「あなぐらむ」の演奏でお届けしたものですが、 今回はぜひ、前述のお二方と演奏を共にしたく、 お願い申し上げたわけです。 まずは先攻、清美さんのオルガンRecからスタート。 demoでは想定していなかった箇所にも 華やかでテクニカル過ぎるアドリブを差し込んでくださり、 清美さんご自身も「私、これ弾きすぎ!?(笑)」なんて 笑っておられましたが、そういうのを求めてました!!という事で、 もはや清美カラーに染めていただきました、この曲。 のちのち、オルガンを全面にプッシュするために、 ピアノでのソロやバッキングを所々で変更する事にして、 エレピでソロを弾いたり、バッキングを抜いたり。 そして千里さんのRecでは、 うまく説明するのが難しいのですが、 「ここ、そんなにタイミング合わせられるんだ!!!」と思うくらいの ビシッとキマったフィルなどが入り、 非常に緻密な演奏をしていただき、予は満足でござるですよ。 アルバムの中でも「Crashed Pineapple」と並ぶイメージの アップテンポでアグレッシヴな楽曲となっています。 もちろんこちらも、歯切れ良くメロディアスなオルガンベースがかっこいいです。 ぜひアルバム「つきのおと」でご堪能いただけましたらと思います!