a little mentor
2020年10月15日今年の4月末に、愛犬ラウさんがお空に還っていきました。 出会いは2006年暮れの事、 片手に乗るくらいの小さな小さな仔犬で、 2007年の年明け早々に我が家に迎え入れた日の事を 今でも忘れていません。 あちこち一緒に旅をしました。 忘れられない光景は山ほどあって… 唯一の飛行機旅になった、九州への旅行は殊に忘れがたいです。 クレートに入ったラウさんと、無事にまた博多空港で会えるまで 心配で不安でしかたなくて、 彼のクレートが見えた瞬間にほっとして本気で泣いた事もありました。 普段は物静かなのに、インターホンが鳴った時だけは、 猛烈な勢いで吠えまくったり。 人間の涙を何より悲しく感じていたようで、 泣くと顔をすぐなめまくってくれた事。 いつも鍵盤の下で、誰よりも私の弾く音を聞いてくれていた事。 …だめだ、これ以上書けそうもないや。 13年間、いっしょに生きてくれてありがとう。 彼の曲を作ろうと思い、単音のメロディを五線譜に書いて、 それに合うコードを探していって、仕上げました。 (個人的には普段、あまりしない手法ですが、 この曲ではあえて、曲の大半のコードをダイアトニックから外して 意図的に『思い出を彷徨っているイメージ』 『ペットさんたちが旅立つと言われている虹の橋ってどんなところだろうか』 そんなイメージでのコード進行にしてみました) 曲名をつけてくださったのは、 Magaki Zanzoさん。 「a little mentor」(=小さな助言者) ラウさんへの感謝の気持ちや思い出を、といった話しか伝えてなかったのですが、 私が思うラウさんの姿に、一番ぴったりな言葉を つけていただいたと思っています。 赤子の頃の息子とラウさん↓
Thanks a lot!!
2020年8月21日本作では、私が尊敬してやまないフェイバリットプレイヤーの皆さんに
演奏でのご助力をいただきましたが、
私のわがままを常日頃、受け止めてくださる
ベガ・ミュージックエンタテインメントの皆様なくしては、
このアルバムは完成し得ませんでした。心より感謝申し上げたいと思います。
そしてアートワークの佐々木仁美さん、
今回もすてきなジャケットデザインをありがとうございました。
もちろん、いつも陰になり日向になり支えてくれる栗氏、
長年、力になってくださっているスタッフI氏、
このアルバムを作るにあたってご尽力いただいた
矢堀孝一さん、木村正和さん、
レコーディングに携わっていただいたスタッフのみなさん、
いつも私に優しく寄り添ってくれる友人のみんな、
励ましのお言葉をくださるリスナーのみなさま。
列挙しきれないくらい、たくさんの方々のパワーをいただいてこその作品です。
1曲1曲に濃ゆい思いを込めすぎてますが(自分でも暑苦しいですわ、40度超)
とにかく難しい事は抜きにして、
たくさんの方に楽しんで聴いていただけます事を心から願っております。
2020.8.21 るな
今回の収録曲に関して
2020年8月21日最も古いもので、18歳か19歳くらいの時に作ったものもありますし、
直近のジャズフェスで数回のお披露目の機会を得たものもありますが、
今回のための書き下ろし曲、新たに生まれたものがほとんどです。
演奏してくださるおひとりおひとりをイメージしながら、
曲を作ったり、アレンジしたり。そんな作業は猛烈に楽しかったです。
かおりさんと
2020年8月21日かおりさんには、本作において
「不思議な木の実」「ぼくはいもむし」「Coma: Crystal Gazer」で、
かおりさんならではの緻密なアイディアや技術を
ふんだんに盛り込んでいただいております!
職人肌な仕事っぷりも、ふんわりやさしい人柄も大好きです。
ノリコちゃんと
2020年8月21日Lu7リスナーの方々には「Future Instrumental Vol.5」で
皆さんを虜にしたキュートな笑顔と
2nd再発盤ボートラ「夢の箱の数え方」での華麗な変拍子プレイの
記憶が今も鮮やかなところでしょう。
今回は「不思議な木の実」「ぼくはいもむし」「波涛曲」で
激アツなトラックを、遠くLAから寄せていただきました。
いつも音楽をenjoyし続ける姿勢、私も見習いたいと思ってます!
千里さんと
2020年8月21日今回のアルバムでは
「Shiny Things」「Crashed Pineapple」「Free as a Kite」で、
涙が止まらなくなりそうなくらいに
かっこいい演奏を聞かせてくださっている千里さん。
謙虚で、妥協が一切無く、演奏のあちこちから
「キラキラした何か」が見えてきそうで。
全ての言葉を超越した魅力を感じざるを得ません。
きよみさんと
2020年8月21日きよみさんとは2000年前後に
ツインキーボードをさせていただいてからのご縁でしたが、
まさか、私のことなんざ覚えてなかろう…と
こそこそ、Prog Flightの打ち合わせに向かったのが2019年の事。
「覚えてますよ?あの日、るなさん体調悪かったんだよね」と。
素晴らしい記憶力、そしてお心遣いが有難し…!!!
今回は演奏していただいた「Shiny Things」「Crashed Pineapple」「Free as a Kite」において
きよみさんの「弾くのって楽しい!」というはじけるようなお気持ちや、
音楽への情熱がフレーズの端々から感じられて、
耳も脳みそも、めちゃくちゃ幸せになるレコーディングでした。
ゆりさんと
2020年8月21日私が一方的に頼りにしまくっているゆりさんには、
本作において「MCD」「翠雨」「波涛曲」の3曲を演奏していただきました。
優しいフレーズから、情熱的なアプローチまでびっしり堪能できます!!
鍵盤とバイオリン。
演奏する楽器が違うのにどうもゆりさんには、アレコレ似た匂いを感じるんだ…
これからも毒を食らわば皿まで的な感じでいきましょう。